公害防止管理者(大気関係)の受験科目「大気有害物質特論」では、ふっ素と塩素(化合物含む)に関する問題が毎年出ています。
ここはしっかりと押さえておきましょう!

ふっ素、ふっ化水素、塩素、塩化水素…
ごっちゃになっちゃうのよね…

そんなことだろうと思って要点をまとめてみたよ!
関連の過去問も集めておいたからね!
これだけ覚えればOK
良く出る重要なところ(ツボ)をまとめました。
最低限この表だけは丸暗記しちゃって下さい!
色 | 水への溶解度 | 製造法 | 特徴 | |
---|---|---|---|---|
ふっ素 (F2) | 黄 | 大 | 電気分解 | ・化学的活性大 ・水酸化カリウムや水酸化ナトリウム水溶液で吸収可 ・硫黄と反応させて六ふっ化硫黄として回収可 |
ふっ化水素 (HF) | 無 | 無限大 | 蛍石に硫酸を加える | ・水に対する溶解熱大 ・水溶液はふっ化水素酸(弱酸性) ・炭酸ナトリウム、水酸化カルシウムで中和可 ・水で除去可 |
塩素 (Cl2) | 黄緑 | 大 | イオン交換膜法 (食塩水の電気分解) | ・塩素-水系では塩化水素と次亜塩素酸を生成 ・水酸化カルシウムで吸収可 ・シリカゲルで吸着して加熱脱着可 ・注水NG |
塩化水素 (HCl) | 無 | 大 | 塩素と水素の直接反応 | ・水に対する溶解熱大 ・水溶液は塩酸(強酸) ・炭酸ナトリウム(ソーダ灰)、水酸化カルシウム(石灰)で中和可 ・活性炭、代替フロン製造時に発生 |

こうやって整理してあると何となく覚えられる気がしてきた!
★ちょっと応用
- 水への溶解度が無限大なのは、「ふっ化水素」と「シアン化水素」だけというのは覚えておきましょう。
- 塩化水素は水への溶解熱が大きいので、吸収装置には「ぬれ壁塔」が用いられます。(冷却が容易)
「ふっ素・塩素(化合物含む)」の過去問にチャレンジ!
それでは、過去問にチャレンジしてみましょう!

最初はさっぱり分からなくて愕然とするかもしれません。
私もそうでした。
でも大丈夫!
丸暗記するしかないのですから!
過去問は、正解を当てるだけではなく、他の選択肢も理解することが重要です!
令和2年(2020年) 問2
ふっ素
[qsm quiz=511]
令和元年(2019年) 問2
塩化水素
[qsm quiz=434]
平成30年(2018年) 問2
ふっ素
[qsm quiz=59]
平成29年(2017年) 問2
塩素
[qsm quiz=134]
平成28年(2016年) 問2
ふっ素・ふっ化水素・塩素・塩化水素
[qsm quiz=209]
平成27年(2015年) 問2
塩素
[qsm quiz=284]
平成26年(2014年) 問2
ふっ素化合物
[qsm quiz=359]
「大気有害物質特論」の勉強法

どうでしたか?
表を丸暗記するだけでも結構解けますよね?
でもそれだけでは全部は網羅出来ない…
確かに…そうなんです!
これだけでは不安、確実に合格したい!というあなたには、公式テキストを熟読することをお勧めします。
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