【公害防止管理者試験対策】完全攻略ガイド 傾向と対策(大気編)

公害防止管理者(大気)完全攻略ガイド 公害防止管理者
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フェルたん
フェルたん

公害防止管理者の試験勉強って、
何からやれば良いのかさっぱり分からないわ

たまお
たまお

最初にポイントを整理してみよう!

出題傾向・得点配分を整理して重要ポイントを把握することが合格への近道だよ。

本記事の内容

公害防止管理者(大気関係)の過去試験から出題傾向得点配分を分析し、そこから具体的な攻略法を導き出しています。

最短で合格するためのヒントがここにあります!

≫ そもそも公害防止管理者とは?

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公害防止管理者の合格基準

  • 対象科目すべて合格すること
  • 各科目は60%以上の正答率で合格

大気1種の場合、対象の6科目すべて60%以上の正答率で合格です。

たまお
たまお

満点取る必要はないのだ!

ツボをつかんで勉強するのが合格への近道。

公害防止管理者 試験の形式

  • 全科目、全問5択のマークシート方式
  • 問題数は、10~15問(科目による)

公害防止管理者 点数配分(大気関係)

公害防止管理者(大気関係)は全6科目です。

大気1種は6科目すべて。2~4種はこの中から必要科目を選択して受験します。

≫ 必要科目はこちらで詳しく解説しています

表1.公害防止管理者(大気関係) 科目と点数配分

試験科目出題数合格ライン
(正答率60%)
公害総論159
大気概論106
大気特論159
ばいじん・粉じん特論159
大気有害物質特論106
大規模大気特論106
合計7545
フェルたん
フェルたん

よく見ると科目によって出題数が違うのね。

たまお
たまお

良いところに気が付いたね!

出題数が15問の科目
  • 公害総論
  • 大気特論
  • ばいじん・粉じん特論

この3科目は出題数が15問と多く、学習範囲が広いです。

「公害総論」は条文を読み込む必要がありますし、「大気特論」、「ばいじん・粉じん特論」には厄介な計算問題があります。必然的にこの3科目の勉強時間が長くなりがちですが、忘れてはならないのが、1科目でも落としたら不合格ということです。この3科目に掛かりっきりになると、他がおろそかになって総崩れなんてことも・・・。

6割取れれば良いんですよ!

つまり、各科目の出題傾向・得点配分を把握して、ツボを押さえた勉強が重要なのです。

それでは分析結果へ。

≫ 【絶対合格】失敗しないテキスト選び

出題傾向と分析|大気関係(全6科目)

出題傾向と分析|大気関係(全6科目)

公害総論の出題傾向

公害総論(試験時間:50分)

全15問

9問以上正解で科目合格です!

表2.公害総論 点数配分

試験科目の範囲出題数占有率
環境基本法及び環境関連法規の概要320%
特定工場における公害防止組織の
整備に関する法律体系
213%
環境問題全般960%
環境管理手法17%
国際環境協力00%
出題数計15100%

環境問題全般」だけで9問も出題されています。

つまり、ここだけ完璧に仕上げれば合格できます!とは言っても、そんなに世の中甘くありません(笑)

環境問題全般とは?
最近の環境問題の特徴及びその歴史的背景(地球環境問題、大気、水、土壌、騒音、振動、廃棄物・リサイクル、化学物質等に関する諸問題)と定義されています。
範囲はとても広いので心して掛かりましょう。

次いで「環境基本法及び環境関連法規の概要」で3問

ここは環境基本法条文が必ず出ます。

環境基本法は、第一条~第四十六条まであって、かなりのボリュームで難解ですが、ここは読み込んで覚えて行くしかありません。

環境基本法の攻略法は以下のリンクを参考にして下さい。

≫ 「環境基本法」ここが出る!

「環境管理手法」、「国際環境協力」はサラッと学習する程度か捨てても良いでしょう。

公害総論は丸暗記科目なので、出やすいところから徹底的に覚えて行くのがセオリーです。

「公害総論」はこれでOK

★重要ポイント&精選問題集 公害総論【改訂版】

公害総論に特化した公式問題集です。

出やすいところが分かり易くまとめられているので、初めはここから学習していくのが良いでしょう。

最新版

大気概論の出題傾向

大気概論(試験時間:35分)

全10問

6問以上正解で科目合格です!

表3.大気概論 点数配分

試験科目の範囲出題数占有率
大気汚染防止対策のための法規制440%
大気汚染の現状220%
大気汚染の発生機構220%
大気汚染による影響220%
国又は地方公共団体の防止対策00%
出題数計10100%

大気汚染防止対策のための法規制」だけで4問他は満遍なく出ている感じです。「国又は地方公共団体の防止対策」は出題されない年もあるので捨てても良いでしょう。

大気概論も丸暗記科目です。問題集を繰り返して地道に覚えるしかありません。

≫ 過去問演習サイトへ

「大気概論」はこれでOK

大気概論に特化した公式問題集です。解説がかなり詳しく書いてあるので理解を深めることができます。

大気特論の出題傾向

大気特論(試験時間:50分)

全15問

9問以上正解で科目合格です!

表4.大気特論 点数配分

試験科目の範囲出題数占有率
燃料213%
燃焼計算213%
燃焼方法及び装置320%
排煙脱硫技術213%
窒素酸化物排出防止技術213%
測定関係427%
出題数計15100%
  • 燃焼方法及び装置」で3問
  • 測定関係」で4問

この2つはしっかり押さえておきましょう!

また、燃焼計算」では計算問題が毎年2問出ます。計算問題が苦手な方は多いと思いますが、出ると分かっているのならむしろマスターしておくべき。得点源になります。

計算問題は以下のリンクで詳しく解説していますので是非参考にして下さい。

≫ 大気特論 計算問題攻略マニュアル

ばいじん・粉じん特論の出題傾向

ばいじん・粉じん特論(試験時間:50分)

全15問

9問以上正解で科目合格です!

表5.ばいじん・粉じん特論 点数配分

試験科目の範囲出題数占有率
処理計画213%
集じん装置の原理、構造及び特性747%
集じん装置の維持・管理17%
一般粉じん発生施設と対策、測定00%
特定粉じん発生施設と対策、測定213%
ばいじん・粉じんの測定320%
出題数計15100%

集じん装置の原理、構造及び特性」だけで7問ここは超重要です!

また、ばいじん・粉じん特論では毎年厄介な計算問題が出題されます。

ばいじん・粉じんの計算問題は一見難しそうですが、実は簡単です!以下のリンクで詳しく解説していますので是非参考にして下さい。

≫ ばいじん・粉じん特論 計算問題攻略マニュアル

「一般粉じん発生施設と対策、測定」は公害防止管理者(一般粉じん関係)のみが対象なので、それ以外を受験する場合は不要です。

大気有害物質特論の出題傾向

大気有害物質特論(試験時間:35分)

全10問

6問以上正解で科目合格です!

表6.大気有害物質特論 点数配分

試験科目の範囲出題数占有率
有害物質の発生過程220%
有害物質処理方式330%
特定物質の事故時の措置220%
有害物質の測定330%
出題数計10100%

この2つを完璧に仕上げれば合格できます!とは言っても、範囲は広く、化学的知識も要求されるのでちょっと難解です。

以下のリンクで詳しく解説していますので是非参考にして下さい。

≫ 大気有害物質特論のツボ

大規模大気特論の出題傾向

大規模大気特論(試験時間:35分)

全10問

6問以上正解で科目合格です!

表7.大規模大気特論 点数配分

試験科目の範囲出題数占有率
拡散現象一般330%
拡散濃度の計算法330%
環境影響評価のための拡散モデル00%
大気影響濃度予測手法00%
大規模大気汚染防止対策事例440%
出題数計10100%
  • 大規模大気汚染防止対策事例」で4問
  • 拡散現象一般」で3問
  • 拡散濃度の計算法」で3問

この3つを集中的に勉強すれば合格できます。

「環境影響評価のための拡散モデル」、「大気影響濃度予測手法」は、例年ほとんど出題されていないのでサラッと学習する程度か最悪捨てても大丈夫でしょう。

≫ 過去問演習サイトへ

大気特論・ばいじん粉じん特論・大気有害物質特論・大規模大気特論はこの1冊でOK!

★重要ポイント&精選問題集 大気技術編

この1冊に、「大気特論」「ばいじん・粉じん特論」「大気有害物質特論」「大規模大気特論」の技術系4科目が収録されています。とても分かりやすくまとまっているので、初めはこれから入るのがおすすめです。

最新版

試験問題は全て公式テキストから出る!

公式テキストです。(通称:電話帳)

試験問題は全てここから出ると言われているので、これを完全に理解すれば理論上満点合格できます。かなりのボリュームですが、合格のためには必要な投資と考えましょう!

最新版

過去問集は必ず買っておこう!

公式過去問集です。5年分の試験問題が収録されており、解説もかなり詳しく書いてあります。近年の出題傾向や関連問題も参照できるようになっているので大変重宝します。実践問題に慣れるためにも必須アイテムです。

試験勉強は、過去問に始まり過去問に終わる。

試験の格言
最新版

≫ 過去問演習サイトへ

まとめ:【公害防止管理者試験対策】完全攻略ガイド|傾向と対策(大気編)

まとめ:公害防止管理者(大気関係) 最短で確実に取得する攻略法!

いかがでしたか?

教科書の最初から最後まで丁寧に勉強していたら、いくら時間があっても足りません。試験に良く出るところを把握したうえで、重点的に勉強した方がはるかに効率的です。満点取る必要は無いのですから。合格ライン(正答率6割)に達すればそれで良いのです。

資格の勉強法はコツがあるので、一度コツを頭に入れておいた方が良いでしょう。

≫ 資格を効率的に取る4つの勉強法

そして、ひたすら過去問を解きまくるだけです。

≫ 過去問演習サイトへ

最初はさっぱり分からなくて挫けそうになるときもあるでしょう。でも続けてさえいれば必ず光が見えてきます。飛行機は離陸時が一番燃料を消費するというじゃないですか?最初の辛さを乗り越えれば、雲の上の絶景が待っています!

試験勉強お疲れ様です♡

当サイトでは、公害防止管理者を目指す貴方のために様々な情報を展開しています。

フェルたん
フェルたん

合格に向けて、以下のリンクをガンガン活用して下さい!

失敗しないテキスト選び(大気編)

失敗しないテキスト選び(水質編)

公害防止管理者は電話帳が全て

【公害防止管理者】完全攻略ガイド 傾向と対策(大気編)

【公害防止管理者】過去問!解説付き

【公害総論】で毎年2~3問!「環境基本法」ここが出る!

【ばいじん・粉じん特論】「計算問題」攻略マニュアル

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行政書士、個人投資家、理系女子、資格マニア、クラシック音楽の人。大手IT企業を華麗に退職してブラック企業を彷徨い人生絶望。このままでは終われない→猛勉強して行政書士一発合格!「人生は自分で描くもの」を実践中!

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