フェルマータの生い立ち 順風満帆な幼少~青春時代
裕福な家庭で何不自由なく育ちました。勉強は小学校の頃から特に何もしなくても常に成績上位、いわゆる優等生でした。県内でも有数の進学校に入り、東京の大学に進学。アメリカ留学もしました。容姿端麗なのでモテました。(自分で言うな笑)
とにかく音楽が大好きで、クラシックはもちろん、洋楽にのめり込みました。
ピアノ、チェロ、ギター、フルート・・・様々な楽器の演奏に明け暮れる毎日でした。
でも母は音楽の道に進むことに反対でした。
「音楽で食べていけるなんてほんの一握りなんだから」
そんな現実論で育った私は、母親に反抗することも無く、それが当たり前だと思い込み、音楽は趣味、娯楽と割り切るようにしていました。
いま私が親になって思うこと、
「子供の夢や才能を摘む言動は絶対にしてはならない」
もちろん親には何の不自由なく育ててもらって感謝しかありません。でももっと母と遊びたかったし甘えたかった。もっといろんなことを本音で相談したかった。
そう思うのは贅沢なのかな?
就職、社会人 そして初めての挫折
第一希望の大手IT企業に難なく入社し、まさに順風満々。でも人生良いことばかり続く訳ありませんでした。挫折は、ここから始まります。
「大企業に入れれば定年まで安泰」
世の中の認識はまだこんな感じでした。でも中身は、リストラに次ぐリストラ、不採算事業の売却、配置転換、給料カット。仕事はリストラ関連のことばかりで、ちっとも面白くない。社内は不平不満を言う人ばかりでやる気なし。こんな付加価値を生まない仕事ばかりなのに残業が当たり前、夜9時から会議?大手企業でも普通にブラック企業でした。
「このままで良いの…?」
そんな疑問をずっーと抱えながら時は過ぎて行きました。ある日、若年層の私にまで早期退職募集の通知が来ました。退職金は通常に上乗せして総額約○○○○○万円(○の数はかなり誇張が入っていますw)さらには再就職支援も利用できるというオプション付き。それは今まで悶々としていた疑問に背中をそっと押してくれるものでした。
「私、やめる!」
再就職、そしてどん底
「再就職なんて簡単にできるわ!」
そう考えていた私は完全に世の中を甘く見ていました。
同じIT業界への転職を考えていたのですが、何十社も落ちました。大手企業での経験なんて全く意味ないと思いました。当時の私は、自動車運転免許とスキューバダイビングのライセンスしか持っていない、なんの取り柄もない人間でしたから。
次第に応募するのも億劫になり、ようやく辿り着いた面接ですら恐怖になりました。
「とりあえず何でもいいから働かなきゃ!」
そうして、フリーペーパーに載っている会社に応募したのが不運の始まりでした。
底辺、ブラック企業で学んだこと
再就職した会社はブラック企業でした。これはヤバイと直ぐに辞めて次に入った会社もブラック企業でした(笑)
この世の中、ほとんどブラック企業なのでは?(もしかしたらそうなのかもしれません)
これはもうダメだと思い、次の仕事が決まるまでとりあえず底辺でも何でも良いからアルバイトで収入を繋げるしかない…そう思い、底辺アルバイトへ足を踏み入れてしまいます。
そして、肉体的にも精神的にも消耗して行くのでした…。
でも、私なりに学んだことがあります。
底辺、ブラック企業、共通しているのは、「みんな目が死んでいる」ということでした。
とにかく覇気がありません。悪口、愚痴ばっかりでした。もちろん、中にはまともな人、優秀な人もいました。でも、すぐ辞めて行きます。
まともな人、優秀な人は、その異常さに気付いて去って行くのです。
では、残るのは・・・?
そういうことです。
現在、そして未来へ
このままでは終われない…
一念発起して、行政書士の資格を取りました。毎日5時間以上、1年独学で猛勉強して一発合格しました。でも、行政書士の資格を取ったからといって安泰ではありません。
いきなり開業する自信は全く無かったので、まずは法律事務所かコンサルティングファームで経験を積むことも考えたのですが、私が考えたのは、「オンリーワン」になることでした。まずは、行政書士を必要としているような会社に自分を売り込みに行きました。
企業専属の行政書士ってもしかして需要があるのでは?
いろんな会社の社長とお会いしましたが、追い返されることはありませんでした。ハッタリかましたのもありますが、行政書士の肩書が効いたと思います。そして、何社かオファーを頂いた中から、条件の良いところを選んで入社しました。
今や個室を与えられて、自由に仕事させてもらっています。その個室では、ブログ書いたり、株式トレードしたり(笑)もちろん仕事もやってますwww
「オンリーワン」になること。
すると、会社はあなたを大切に扱ってくれるようになります。
資格取得はこれの近道だと思います。
企業専属の行政書士
私にはこのスタンスが合っているような気がします。将来、独立開業するかどうかはここで実績を積んでからです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。